はじめまして。Cuppyの sugimasa です。
先日、雑誌広告批評が開催している広告学校で
中島信也さんの講演を聴いてきました。
「ものをつくる」点でWEBのクリエイティブと共通する事も多く、
非常に為になる話でした。
CM監督、中島信也さんといえば、なんといっても
カンヌでグランプリを取ったこのCMを監督した事で有名です。
他にも多数のCMを監督、日本で中島さんの作ったCMを
見たことの無い人はいないと言っても過言ではないですね。
サントリー・DAKARA『小便小僧」、サントリー・伊右衛門、
中外製薬・グロンサン などなど
講義で話された内容はこちら。
よい餅を作るための4つのポイント
CMを餅にたとえて話されてましたので、餅バージョンで書いていきます。
1.よい餅とはどんな餅なのかを考える
CMで達成すべきポイントは何なのか、まずビジョンをたてること。
置かれている状況によって様々な方法論がある。
問題、状況をまずは鋭く見抜くこと。
その上で、まずは何餅にするのかを決める!
桜餅、鏡餅、ぼた餅、場合によってはラーメン餅でも
ありかもしれない!
2.良い餅の絵を書くこと
クライアントのOKがでないとCMは作れない。
クライアントの要求を満たした餅の絵を描く必要がある。
が、クライアントが見たい餅の絵は、必ずしも
ユーザーが食べたい餅では無い。むしろ違う事のほうが多い。
そこで大事になってくるのが、
ユーザーに届く物、ユーザーにとって「魅力」ある餅の絵を書くこと。
3.餅の絵をプレゼン
さてユーザーにとっておいしい、「魅力」ある餅の絵が描けた。
しかしクライアントにOKを貰わないと
「絵に描いた餅(笑)」になってしまいます。
クライアントに案を通すのに重要なこと、
それは人間としての説得力、「人間力」
一流のクリエイターは皆、技術だけでなく「鍛え抜かれた人間力」を持っている。
4.ウデのよい餅職人を選ぶ
プランナーが考えた企画(餅の絵)にディティールをつけて、実際の形にしていくのが
CMディレクターの仕事。
このあたりはWEBでいうプランナー/ディレクターとデザイナーの関係に近いです。
餅=WEBに置き換えても通じる話でした。
特にこのあたり。
・ユーザーにとって魅力的なコンテンツは何なのかを考える
・人間力が大事
続きは次回のエントリで。