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Blogとユーザビリティと私

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コンセプトなきUIにユーザビリティは宿らず( ^ω^)9

こんにちは。
セレビィをもらいに映画館までいこうか、まだ迷っているセキネですdevil

今回はブログリニューアルに関しての"ユーザビリティ:いかに今回のUIに至ったか"についてです。
前回のコンセプトの記事とセットということで。
2投稿連続でブログリニューアルに関する概念的な話しになってしまい恐縮ですが、今しか出せない旬ものという事で。

ではまずはベタにヤコブ・ニールセン氏の
「ブログのユーザビリティ:デザインの間違いトップ 10」でも振り返ってみましょうか。
ではどうぞ( ^ω^)y

1. 著者紹介の欠落
2. 著者写真の欠落
3. 不明確な記事タイトル
4. リンク先が記述と異なる
5. 過去の名作を埋もれさせてしまう
6. カレンダーだけが唯一のナビゲーション
7. イレギュラーな更新頻度
8. 話題の多様性
9. 将来の上司が読むことを考えていない
10. ブログサービスのドメイン名を使っている

2005年ですが、現在でもうなずける部分はあります。
各詳細は以下リンクからどうぞ

Alerbox日本語版:ブログのユーザビリティ:デザインの間違いトップ 10


今回のリニューアルにあたって多くのサイトを閲覧してきましたが、当時問題点として上げられていたこれらの項目のほとんどを大体のブログはクリアしていたように思えます。

1や2はわれわれ日本国民にとっては扱いにくい項目ではありましたが、twitterなどの参入によりその問題点を解消できているのでは、と思います。他は基本ですね。
現代でも時折見かける問題としては7や8の"更新頻度"や"ブログでとりあげる話題のブレ"あたりでしょうか。
とにかく、当時の模範が現在のスタンダードへ着実に繋がっているのが分かります。
「読まれるブログ/優れたブログが生き残る→他が続く」のループなので当然といえば当然ですが。

"ブログ"は"ブログ"

結論として、"構成/使用感に関しては、現代のブログらしくあれば問題なし"ということでスタートです。
そこに「パッと見ブログらしくなく、また挑戦しているデザインに仕上げたい!」という今回の目標をどうねじ込むか、が問題点となりました。
根底の古き良き部分は保ちつつ現代版にデザインをバージョンアップさせるわけです。
使える(機能的)・新しい(挑戦している)・わらえる(なんかウケる) の3拍子を求めて、情報収集の開始です。

そんなことを念頭におきつつ数多くのクールなブログを見直してみると、「どこも大体同じ」というところに落ち着くと思います。(勿論、パーツの作り込みやクオリティによって見た目の違いは当然出ていますが)

何故かというと「ブログ」は「ブログ」であって、またそれがユーザーにとっても1番だからです。
いつも通りの動作で期待した反応が返ってくる。結局それがベストなんですね。
優れたブログほど、結局「ブログらしい」形をしている、というわけです...

ただそれでは僕らの存在意義が問われてしまうので

もっと人間自身の動き(web上ではなく)に立ち戻ってみてユニークなデザインのUIは実現出来ないか、と考えてみることにしました。そしてそこから前回コンセプトについて書いたところに着地した、というわけです。
本屋さんの立ち読みの動作などですね。
本当はもっと「ブログ」の根底からひっくり返すようなアイデアを実現出来たら良かったのですが...(; ^ω^)9
...ただ、今回の件でユーザビリティやUIについてのたくさんの記事を目にすることが出来たのですが、本当に奥が深くて面白い。心理をデザインするわけですからね。
もっともっと僕らデザイナーがこの領域に注目してこれからのwebの世界を作っていけたら、もの凄くトンデモナイことになるぜ、とドキドキしていますyes

そんなこんなで、カヤック意匠部Blogはより使い易いブログになるべく進化中です。
ソーシャル系ボタンの表示速度をより快適にしたり(初期は本当に重くて時間がかかりすぎてました...)、
滞在時間が伸びると聞けば速攻で取り入れたり、と日々アンテナを張り巡らせています。
他にも気になる改善案などあればどんどんタレコミフォームまで、よろしくおねがいします。
ちなみに、次段階ではブックマークのページを作成中です。お楽しみにdevil



最後におまけで、ユーザビリティに関するおすすめサイトを勝手に紹介しておわりにしたいと思います。
あまり多くてもしょうがないので3つどうぞ!

Jakob Nielsen博士のAlertbox

本記事中でも引用させてもらいました。有名すぎるヤコブ・ニールセン氏のコラムです(日本語訳版)。
読んでおいて損はありません。本人写真ナイスチョイス。

ユーザビリティ実践メモ

あらゆるユーザビリティについての画像つきで分かり易い記事。分かり易いって正義!

あとちょっと良いサイト ACS

手書き漫画つきで概念的な事柄も分かり易くまとめているブログ。
内容がすごく考えさせられるものであり、また書き方も非常に上手で引き込まれます。
個人的にはすごいヒットしました。参考になります。