今回はスパイクスアジア広告祭 デジタル部門のグランプリを検証!
受賞作品はどんなキャンペーンを
どんな切り口で紹介しているのかチェック!
そのテクニックを探ります。
2010 スパイクスアジア広告祭 デジタル部門 グランプリ作品
UNIQLO LUCKY SWITCH
サマリーサイト: http://interactive-salaryman.com/pieces/uniqlolsw_e/
エントリー部門
スパイクスアジア広告祭 デジタル部門
概要
クリックするとサイト内の画像をオンラインくじに変換するブログパーツ配布型のキャンペーン。
くじをめくってアタリが出ると、めくった人とブログのオーナー両方にユニクロオリジナルバックがプレゼントされる。ハズレくじはユニクロの年末セールの広告となっている。
目的
・年末セールキャンペーンの認知拡大
用いた手法
ブログサイトをユニクロ広告の媒体に変えてしまうブログパーツを配布。
ブログパーツを設置するオーナー、ブログパーツをクリックする消費者両方にオリジナルトートバックというインセンティブを与えることで、自発的に露出が増えていく仕組み。
ブログパーツをクリックすると、サイト内の画像がオンラインくじになる。
くじをめくり、はずれであればユニクロの広告が、アタリであれば、応募フォームがでてくる。アタリの景品であるトートバックは、限定1000個配布。
結果
ブログパーツが設置された総数:4,607
オンラインストアへの流入:46,396
バナー広告(オンラインくじ)がクリックされた総数:2,809,462
プレゼンテーション上の工夫
あらゆるウェブサイトが、ユーザーの手によってユニクロの広告になってしまうという面白さをわかりやすく訴求。
H&Mのサイトがユニクロの広告になってしまう様をサンプルに出すなど、
インパクトがあり笑えるポイントを差し込んでいる。
>>プレゼンテーション動画はこちらから見れます
クレジット
クライアント:UNIQLO
代理店: DENTSU Tokyo
制作会社:
IMG SRC, Inc.
受賞のポイント
ユーザーによって自発的に広告が広まっていくというキャンペーンの設計
インセンティブはとっても安価なトートバッグ
なのに、
参加の敷居がめちゃめちゃ低い
おかげで、
1ヶ月で280万回もユーザーの手によって広告が表示された。
ユニクロの知名度と、顧客層の特徴を生かすことで成り立った広告設計ですね。
トートバッグって使わないけど、タダで当たる!って言われるとついつい欲しくなってしまう。。。
ちなみに!
スパイクス アジア広告祭(Spikes Asia Advertising Festival 2010)とは、アジア圏の広告祭です。
受賞作品のリストなどはこちらから
http://www.spikes.asia/winners/2010/digital/index.cfm?award=1