本屋に並んでいる膨大な漫画本。
その中でも装丁の凝ったものはつい手に取ってしまいますよね。
そこで、すてきな装丁の漫画本をまとめてみました。
では早速つづきをどうぞ!
気付いてにんまり・仕掛け系
- 「ドラゴンボール」 鳥山明 背表紙を並べていくと一枚の絵になるのは有名ですね。
この繋がった絵を見るだけでもワクワクします。
コミックをそろえる楽しみをさらに増やす演出が
今から二十数年前に考えられていたと思うと改めてすごい。
作品とぴったりマッチ系
- 「さくらん」 安野モヨコ
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金の光沢のある紙に、ページ部分の横(小口)がどぎついピンク。
中身とピッタリあっている装丁ですね。
- 「ツノ病」 クリハラタカシ
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可愛いのになんか冷めてるみたいな雰囲気が素敵ですね。
ポップだけどどこか抜けてる感じがあって作品に合っています。
- 「ライチ☆光クラブ」 古屋兎丸
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原作が80年代のお芝居ということで、表紙と目次が
当時のポスター、パンフレット風のデザインになっています。
作者自身ファンだった劇団ということで、アングラ芝居好きなら
表紙買いしてしまいそうな迫力の仕上がりになっています。
素材にこだわりアリアリ系
- 「サプリ」 おかざき 真里
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カバーが半透明の紙に印刷されています。
下地のイラストとカバーのイラストの合わさりが透明感があってとても綺麗。
- 「蟲師」 漆原 友紀
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紙の質感が柔らかくて、水彩とマッチしています。
- 「GOTH」 乙一, 大岩 ケンヂ
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人物と文字の部分がUV印刷。てかてか。
- 「プルートゥ」 浦沢直樹
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カバーの素材が半透明のトレーシングペーパーの様なものを使っています。
中の本の表紙が透けて見えてかっこいい!
勇気あるギリギリネタ系
- 「まんカス」 漫画太郎
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中央が型抜きされていて、おっさんがのぞいています。
タイトルは「まんカス」4文字なのに
オビには入ってはいけない1文字がチラみえ。。。
- 「かってに改造(9)」 久米田 康治
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カバーをめくるとヒロイン羽美ちゃんが座っている袋の中身が明らかに!
なんとヤバイ目をしたチタン君(いじられキャラ)が入っています。
でも気付いたときにちょっとうれしい。
うーん、思わずジャケ買いしちゃいそうなラインナップ!!
オマケ要素と思われがちな「装丁」という切り口で漫画を選んでみると、
新しい出会いのきっかけになるかもしれませんね!
ちなみに、漫画本以外の本の装丁に関して
以前に書かれた記事があります。こちらも併せてどうぞ!
カヤックデザイナーがおすすめする装丁の素晴らしい本